FLOWER BELLCOW "thing of everyday"

フラワーベルカウという名前を聞いて「ソフトサイケ？バブルガム？」とか思いながら初めてライブを見たのはいろんなギターポップが出演したショーケース的イベントでのことでした。

ポップな楽曲なのに先が読めないひねくれた展開をしてみたり、ジャズやボサノバ風味が見えかくれしたり...ホーンやアコーディオンが入ってたり...これってスウェディッシュポップに近い感触って言ったらいいのかな？...決して長くはないライブだったけど僕の中では一曲一曲のメロディがやけに胸にひっかかってしまい、気がついたら会場の外で売られていた限定２０本のカセット欲しさにイベントが終わる前から走っていきゲットするほどの１ファンになっていたのです。

待ちに待った！という表現がピッタリのベルカウ初の７inch(つまりこのレコード）は僕のようにベルカウのことを前から知っている人もあのときの僕のように初めて知る人にもその魅力を伝えるには十分の内容になってうれしい限りです。

あとこれだけはぜひ言っておきたいのは「ベルカウほど５人それぞれのキャラクターがしっかりしたバンドは無いかも...」ということ。いろいろなバンド見てきたけどメンバーの顔がこんなに印象に残るってことは僕は無かった気がします。（女の子はかわいいし。←これポイント）中にはちょっと存在感が強すぎる人もいたりして...MCも妙なスリルがありますよ。（わかる人にはわかる）

さらにすごいのはこのバンド、ライブ見るたびに確ﾀに成長してるって感じられるところ。だんだん僕好みの音になってるんじゃない？！って具合で。なんとうれしいことにリリース作品全部がギタポファンのマストアイテムとなっている素晴らしいアメリカのインディーレーベル「shelflife」のコンピにも収録予定だし、名古屋のベルカウから世界のベルカウへジャンプアップでしょう。

これからも期待してますホントに！

......hosoda (cube)